kunitachi ブランコ通りという、 国立駅からほど近く風情感じる小さな商店街内にあるギャラリー。 決して広くはないが、一つひとつの作品をじっくりと見られる 素敵な空間だった。
リトグラフという独特な手法を用いて製作された作品は どれも質感に深みがあり、 シンプルなデザインでも引き込まれるものばかりだった。
作品の中でも一番印象的だったのがこの作品だった。 「石版画」という手法だからこそ生み出すことのできる独特な立体感と、 そこに合わせて絶妙な調子で描かれる線画とのコントラストが 非常に魅力的だと感じた。
色彩ではなく、質感や濃淡によって奥深い作品に仕上がる石版画に 自然と興味をもつようなアートスペースだった。